台湾当局が親中派メディアの放送免許更新せずと発表[2020/11/19 10:29]

 台湾の当局は18日、台湾最大の親中派メディアに対して偏向報道などを理由に放送免許を更新しないと発表しました。

 台湾の通信や放送事業を監督する国家通信放送委員会(NCC)は18日、中国政府寄りのメディアとして知られる「中天テレビ」に対して偏向報道などを理由に放送免許を更新しないと発表しました。台湾の放送免許は6年ごとに更新が必要ですが、中天テレビはこの間に事実と異なる内容を放送したなどとして処分を25回受けています。2018年の選挙の際には、親中派の候補の内容が9割を超えていたなどとNCCから指摘されていました。蔡英文総統はNCCについて独立機関だと強調し、決定への関与を否定していますが、事実上の免許剥奪(はくだつ)で、主に親中派の一部から反発が予想されます。

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