WHO「レムデシビル推奨せず」 副作用の懸念も[2020/11/20 17:59]

 WHO(世界保健機関)は20日、新型コロナウイルスの治療薬「レムデシビル」について症状の重さにかかわらず、入院患者への使用は推奨しないという指針を公表しました。現時点では致死率低下などの改善につながる根拠がなく、副作用の懸念もあるとしています。

 レムデシビルは日本でも特例承認されていますが、加藤官房長官は「レムデシビルの効果がないとまでは証明されていない」などと述べ、承認を見直す必要はないとの認識を示しました。レムデシビルはアメリカの食品医薬品局も治療薬として承認し、新型コロナウイルスに感染したトランプ大統領にも投与されました。

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