中印境界のヒマラヤ 緊張解けず両軍が越冬へ[2020/11/30 18:54]

 中国軍とインド軍との間で6月に大規模な衝突が発生したヒマラヤ山脈の国境地帯では、厳しい冬の間も両軍のにらみ合いが続きそうです。

 香港のサウスチャイナモーニングポストは人民解放軍がマイナス40度にまで冷え込むヒマラヤの冬を越すための装備を前線部隊に支給したと報じました。太陽光を利用して暖かさを保つ特殊な兵舎のほか、酸素の薄い高所での活動を支援するために兵士が身に着けるパワードスーツなども配備されたということです。一方、インド軍も国境地帯の部隊に対してアメリカから調達した特殊な防寒装備を支給したということです。国境地帯では例年、厳しい冬になると兵力が縮小しますが、大規模な衝突が発生した今年は緊張状態が続いたままとなっています。

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