ワクチンは医療従事者と高齢者を優先 米CDCが指針[2020/12/02 15:17]
アメリカのCDC(疾病対策センター)は、新型コロナウイルスのワクチン供給について医療従事者と高齢者を優先すべきとの指針を決定しました。
CDCの諮問委員会は1日に緊急会合を開き、全米の医療従事者と介護施設の高齢者を最優先にして新型コロナウイルスのワクチンを供給すべきとの指針を明らかにしました。続いて食料品店や公共交通機関で働く人など生活に欠かせない職種を優先し、その後、基礎疾患を持つ人などに対象を広げることを提案しています。アメリカでは「ファイザー」と「モデルナ」の2社のワクチンが今月中にも緊急承認される見通しで、供給に向けた準備が進められています。ただ、医療従事者だけでも約2100万人分が必要で、一般市民にワクチンが行き渡るには数カ月以上かかるとみられています。