英でファイザーのワクチン使用承認　来週から供給[2020/12/02 21:28]

　イギリス政府はアメリカの製薬大手「ファイザー」などが開発した新型コロナウイルスのワクチンの使用を承認したと発表しました。

　イギリス政府は2日、医薬品の規制当局であるMHRAからの「ワクチン使用を承認する」という勧告を受け入れると発表しました。世界各国でワクチン需要が高まるなか、先進各国では初めての承認となります。これによって来週前半からイギリス全土でワクチンの供給が始まり、まずは医療従事者や高齢者、そして介護施設の居住者などを優先して接種を行う予定です。ファイザーによりますと、来年までに合計で4000万回分のワクチンがイギリスへ供給される見通しです。ファイザーなどが先月に発表した臨床試験の最終結果では95％の確率で効果があったとされていました。