北朝鮮の制裁違反を黙認との批判に中国反発[2020/12/03 00:40]

 中国が北朝鮮による国連制裁違反を黙認しているとするアメリカの批判に対し、中国は否定したうえで「人民に及ぼすマイナスの影響を考慮すべきだ」と反発しました。

 アメリカの国務省は1日、中国が北朝鮮による国連制裁決議の違反を黙認していると非難したうえで、密輸などに関する情報提供に対して最大で5億円を超える報奨金を支払うと発表しました。これに対し、中国外務省は2日の会見で「中国は一貫して安保理決議を厳格に守り、国際的な義務を果たしてきた」と反発しました。さらに、「制裁が人民に及ぼすマイナスの影響を考慮すべきだ」としたうえで、新型コロナウイルスへの対応も踏まえ、市民生活に関わる制裁について内容を見直すべきだと主張しました。

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