「コロナうつ」患者急増で仏保健当局が警鐘[2020/12/03 07:17]

 フランスで新型コロナウイルスによる影響でうつ状態となるいわゆる「コロナうつ」を訴える人が急増し、保健当局が警鐘を鳴らしています。

 フランスの保健当局の調査によりますと、うつ状態にある人は9月末から11月初旬にかけて2倍に増えました。特に若者や経済的に困窮している人に顕著だということです。フランスでは同じころに新型コロナの第2波を迎え、夜間外出禁止やロックダウンが始まり、店舗や大学が閉鎖されました。専門家は孤独感や将来への不安を背景として指摘しています。また、ルモンド紙はパリ北東部にある小児病院で9月と10月に自殺未遂で搬送された15歳未満の子どもが去年の2倍になったと報じました。ウイルスへの不安などが原因とみられるということです。

こちらも読まれています