米CDCがコロナ隔離期間を短縮 経済との両立考え[2020/12/03 10:45]

 アメリカのCDC(疾病対策センター)は、新型コロナウイルスの隔離措置を14日間から10日間に短くすると発表しました。感染対策と経済の両立を考えたということです。

 これまでCDCはウイルスにさらされた可能性のある日から、14日間の隔離措置を推奨してきました。今回、PCR検査または抗原検査で陰性が確認された場合は7日間、陰性が確認されていない場合は10日間に短縮すると公表しました。CDCは、ウイルスの潜伏期間についての認識を変えたのではなく、失業や収入の低下を恐れた人々が隔離をしないリスクを考え、感染と経済の「折り合いがつく」新しい基準を模索したということです。7日間の隔離後にウイルスを他人にうつすリスクは5%で、10日間の隔離後は1%にまで下がると試算しています。

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