新型コロナワクチン 来週から大規模接種へ ロシア[2020/12/03 11:54]

 ロシアのプーチン大統領は、世界で初めて開発に成功した新型コロナウイルスのロシア製ワクチンについて、国民を対象にした大規模な接種を来週から始めると表明しました。

 プーチン大統領は2日、閣僚らとの会議でロシア製ワクチン「スプートニクV」の大規模接種を来週後半から始めるよう指示しました。すでに200万回分のワクチンの生産がほぼ完了しているとも述べ、まずは優先的に医師と教員に接種させるとしています。ロシア国民であれば接種の費用はかからないということです。新型コロナウイルスのワクチンを巡っては、イギリス政府がアメリカの製薬大手「ファイザー」のワクチンを承認して来週から接種を開始すると発表していて、プーチン大統領としてもロシア国内でも接種を始めて対抗する意図があるとみられます。

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