ウイグル族を巡る米の新たな制裁に中国が反発[2020/12/03 22:50]

 ウイグル族への人権侵害を理由にアメリカ政府が中国に対する新たな制裁を決めたことについて、中国政府は「目的は中国の発展を封じ込めることだ」と反発しました。

 アメリカ政府は2日、中国の新疆ウイグル自治区で活動する中国共産党の準軍事組織「新疆生産建設兵団」が作る綿製品などを輸入禁止とする制裁措置を発表しました。理由について「製品がウイグル族らへの強制労働で生産された疑いが強い」などと説明しています。これに対して中国外務省は強制労働の疑いを否定し、「一部の政治家がフェイクニュースをでっち上げる目的は中国の発展を封じ込めるためだ」と反発しました。さらに「アメリカは自国が抱える人種差別や暴力的な法執行の問題を無視している」と指摘したうえで、内政干渉をやめるよう求めました。

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