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2020年12月5日 05:40

ファイザーの供給 原材料不足で半減 米紙報道

2020年12月5日 05:40

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 製薬大手「ファイザー」の新型コロナウイルスワクチンについて、原材料不足のため、年内の供給が予定の半分程度になるとアメリカのメディアが報じました。

 ファイザーは先月18日の時点で年内のワクチン供給量の目標を1億回分から5000万回分に引き下げていました。理由について、アメリカの「ウォール・ストリート・ジャーナル」は3日、「原材料の確保に予想より時間がかかった」とするファイザーの広報担当者の見解を報じました。どの成分が不足しているかについては明らかにしていません。一方で、2021年に10億回分以上を供給するという当初の目標は変更しないということです。通常のワクチン製造では承認が下りるまで原材料を確保しませんが、今回は3月から原材料を確保し始める異例の対応を取っていたということです。その早い段階で入手した原材料に基準を満たしていないものがあったことから、遅れが生じたとしています。

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