アメリカの医薬品大手「ジョンソン・エンド・ジョンソン」が予定を早め、新型コロナウイルスのワクチンの治験について結果を1月中にも公表する可能性を明らかにしました。
ジョンソン・エンド・ジョンソンの開発責任者は、ワクチンの当局への申請に必要なデータがそろう時期をこれまで2月としていましたが、来月中には出そろうという見通しを示しました。ジョンソン・エンド・ジョンソンが開発中の新型コロナウイルスワクチンは、1回の接種で効果が出ると期待されているうえ、1回あたりの価格設定が19ドル、約2000円となる見込みで、2回の接種が推奨されるファイザー社やモデルナ社のワクチンの1回分の価格を下回ることが期待されています。開発中のワクチンはウイルスベクターワクチンで、ファイザー社やモデルナ社とは違うタイプのワクチンです。
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