実刑判決受けた香港の周庭氏 裁判所が保釈認めず[2020/12/09 23:42]

 デモを扇動したなどの罪で実刑判決を受けた香港の民主活動家・周庭氏について、裁判所は保釈の申請を認めませんでした。

 中国メディアによりますと、香港の高等法院は9日、周氏が申請していた上訴期間中の保釈を認めない判断を示しました。裁判所は理由について「上訴が認められるという、合理的で確かな根拠を示さなかったため」と説明しています。周氏は去年6月に警察本部を包囲するようデモを扇動した罪や無許可の集会に参加した罪で、今月2日に禁錮10カ月の実刑判決を言い渡されました。香港の民主活動家が相次いで逮捕されて有罪となっていることについて、欧米をはじめ日本からも懸念の声が上がっています。

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