バイデン氏がUSTR代表にアジア系女性起用へ[2020/12/11 09:03]

 アメリカ大統領選挙で当選を確実にしたバイデン氏はUSTR(通商代表部)の代表に中国との貿易問題を担当してきたアジア系の女性を指名すると発表しました。

 USTR代表の起用が発表された台湾系のキャサリン・タイ氏は2007年から2014年までUSTRで勤務し、法律顧問として中国の知的財産侵害の問題などを担当しました。バイデン氏は中国との貿易問題で、トランプ政権のような制裁関税は使わず、同盟国とともに構造的な問題を解決するよう圧力を掛ける方針です。一方、TPP(環太平洋経済連携協定)復帰には民主党内から反対の声が上がっているほか、バイデン氏も新型コロナウイルスで影響を受けたアメリカ経済の立て直しを優先させる姿勢を示しているため、アメリカがすぐに復帰する可能性は低いとみられています。

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