英・介護施設でワクチン接種開始 −70度で低温管理[2020/12/11 10:56]

 イギリスでは新型コロナウイルスワクチンの接種が一部の介護施設で始まりました。低温管理という課題に取り組みながら病院以外での接種が広がっています。

 8日、北アイルランドの数カ所の介護施設でワクチンの接種が始まりました。ファイザーのワクチンはマイナス70度以下での管理が必要で拠点病院からの運搬方法が課題ですが、医師らが保冷用の特殊な箱に入れて運び、すぐに接種を始めたということです。
 介護施設マネジャー、ポール・ジョンストンさん:「ワクチンはドライアイスでマイナス70度に保たれていました。入居者の家族もとても満足しています。接種後の副反応もないことを知らせ、情報提供を続けています」
 ロンドンを含むイングランド地方の介護施設ではまだ接種は始まっておらず、ハンコック保健相は会見で「遅くともクリスマスまでには接種できるようになる」と述べています。

こちらも読まれています