香港「リンゴ日報」創業者 国安法違反罪で初公判[2020/12/12 20:09]

 国家安全維持法違反の罪で11日に起訴された香港紙「リンゴ日報」創業者の初公判が、12日、香港の裁判所で開かれました。

 中国政府に批判的な香港紙「リンゴ日報」創業者の黎智英氏は、外国勢力と結託し国家の安全に危害を加えた罪で11日に起訴され、翌12日、初公判に出廷しました。検察側は、黎氏が7月1日から12月1日にかけて香港や中国に制裁を科したり、敵対的行動を起こすよう外国勢力に呼び掛けたと主張しました。裁判は、捜査の継続と1000本に上るツイッターの投稿内容などの証拠を検証するため、来年4月まで休廷となりました。保釈は認めませんでした。黎氏は民主派の大物で、去年アメリカのペンス副大統領と会談するなど国際社会に対して香港の民主化支持を訴え続けていて、中国政府は危険人物とみなしていました。

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