2030年までのCO2削減目標を引き上げ 中国・習主席[2020/12/13 14:38]

 中国の習近平国家主席が地球温暖化対策に関する国連会合で演説を行い、2030年までの二酸化炭素排出量についてこれまでの目標よりもさらなる削減を目指すと明らかにしました。

 習主席は12日に開かれた地球温暖化対策に関する国連のオンライン会合で「中国のGDP(国内総生産)あたりの二酸化炭素排出量を2030年までに2005年と比べて65%以上減らす」と述べました。従来、60%から65%としていた目標を引き上げました。また、非化石エネルギーである太陽光発電や風力発電について、合計設備容量を12億キロワット以上に引き上げる新たな目標も示しました。トランプ政権と異なり、気候変動問題の取り組みに積極性を見せるバイデン次期政権との関係構築を模索するなか、中国も環境問題に積極的な姿勢をみせています。

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