新型コロナウイルスの感染が最も深刻なアメリカでは死亡した人が30万人に迫り、世界全体の2割近くを占めています。こうしたなか、認可されたワクチンを工場から全米各地の医療機関に運ぶ作業が始まりました。
アメリカでは新型コロナの感染者が1600万人を超え、死者は30万人に迫っています。多くの地域で再び外出が制限されていますが、これに反対する声も強まっています。こうしたなか、ファイザー社などが開発したワクチンが13日、ミシガン州の工場から全米145カ所の医療機関に向けて発送され、最初のトラックが出発する際には拍手が起きました。ワクチン接種は14日から始まる見通しで、16日までに約300万回分が636カ所に運ばれる予定です。アメリカではモデルナ社が開発したワクチンも近く承認されるとみられ、今月末までに2000万人の接種を目指しています。ただ、メディアの一部はワクチンが大量に接種されても死者は来年4月までに50万人を超える可能性があると指摘しています。
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