国際

2020年12月14日 11:15

ロシアが米財務省などハッキング 内部メールを傍受

2020年12月14日 11:15

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 アメリカの財務省と商務省のメールシステムにロシアの情報機関が侵入し、内部のメールを傍受していたことが分かりました。

 アメリカメディアによりますと、FBI(連邦捜査局)はロシアの情報機関が財務省と商務省のメールシステムに数カ月間にわたって侵入したとみて調べています。商務省でインターネット政策を担う機関では、マイクロソフト社のメールサービスが侵入されたということです。盗まれた情報に機密情報が含まれていたかどうかは不明です。これを受け、NSC(国家安全保障会議)は12日、ホワイトハウスで緊急の会議を開きました。NSCの報道官は声明で「必要な措置をすべて取り、関連する可能性がある問題を特定し、改善する」としています。ロシアによるアメリカ政府へのサイバー攻撃では、ホワイトハウスや国務省のメールシステムに侵入したとされる2015年以降、最大の規模となる恐れがあります。

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