44年ぶり“月の土壌”回収 中国探査機が地球に帰還[2020/12/17 10:42]

 月面で土壌などを採取した中国の無人探査機が地球に帰還しました。月の試料の持ち帰りに成功したのは史上3カ国目で、44年ぶりです。

 先月24日に打ち上げられた中国の無人探査機「嫦娥5号」は、月の土壌などの試料約2キロを採取し、日本時間の今月17日午前3時ごろに中国北部の内モンゴル自治区に着陸しました。月の試料の持ち帰りに成功したのはアメリカ、旧ソ連に続いて3カ国目で、44年ぶりです。習近平国家主席は、「新たな挙国体制の優位性を発揮した」と祝電を送りました。中国では軍と民間企業が一体で「宇宙強国」を目指していて、研究開発を加速させています。

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