米・テキサス州ら10州がグーグルを独禁法違反で提訴[2020/12/17 11:27]

 IT大手に対する提訴が相次いでいるアメリカで、グーグルとフェイスブックが独占的な立場を巡って取引をしていた疑いがあるなどとした提訴が行われました。

 16日、テキサス州をはじめとする10の州がグーグルを独占禁止法違反で提訴しました。訴状によりますと、2017年当時、オンライン広告でライバル関係にあったグーグルとフェイスブックはグーグルの独占的な立場を約束させる代わりに、グーグルが支配する広告オークションにおいてフェイスブックが一定の割合で勝てるように保証していた疑いがあるとしています。連邦政府などが10月にグーグルの検索事業が独占的だとして提訴を行っているうえ、今月もフェイスブックによるインスタグラムの買収について公正な競争を阻害しているなどとして提訴が相次いでいます。グーグルは「我々はビジネスの助けとなり、消費者の利益となるITサービスの広告に投資を行ってきた」などと反論しています。

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