「米国次第だ」中国 月の土壌研究 米国と協力困難[2020/12/18 07:48]

 中国政府は無人探査機が持ち帰った月の土壌の研究について、アメリカとの協力は難しいという見方を示しました。

 中国国家航天局・呉艶華副局長:「(米国は)かつてNASA(アメリカ航空宇宙局)と中国航天局との交流と協力を制限した。協力できるかどうかは米国政府次第だ」
 中国の宇宙当局は無人探査機「嫦娥5号」が持ち帰った月の土壌などの試料の分析について、国内外の科学者と共同で研究する意向を示しましたが、2011年にアメリカ議会によりNASAと中国との協力が制限されたと指摘しました。また、月面での有人探査などの宇宙開発について、「科学研究と未知への探索のためだ」と述べ、アメリカと覇権を争っているという国際社会からの懸念に反論しました。

こちらも読まれています