中国で街灯消し環境対策 「暗い」市民から不満も[2020/12/19 08:00]

 近年、環境対策に力を入れている中国で一部の地元当局が目標達成のために街灯をつけない措置を取っていて、市民から不満の声が上がっています。

 夜になっても街灯が消えたままなのは浙江省義烏市です。中国メディアによりますと、地元当局は今月、環境対策の一環として年末まで一部地域の街灯を点灯させないと発表しました。この措置の具体的な理由は明らかにされていませんが、中国メディアの関係者は「当局に課せられた今年の電力削減目標を達成するためだ」との見方を示しています。これに対し、SNSでは「こんなに暗いと犯罪率が上がりそうだ」「我々の生活を犠牲にして点数稼ぎをするな」といった市民からの批判が相次いで投稿されています。

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