トランプ氏、強硬策検討か “戒厳令”に興味示す[2020/12/21 12:03]

 アメリカのトランプ大統領は自身が主張する大統領選挙での不正を捜査するために特別検察官の任命を検討していたことが分かりました。

 複数のアメリカメディアによりますと、トランプ大統領は18日にホワイトハウスで側近を集めて会議を開き、自らの陣営の弁護士、シドニー・パウエル氏を特別検察官に任命し、選挙の不正の捜査に充てる考えを検討しました。正式に捜査チームを作ることで、「選挙に不正があった」とする自らの主張を正当化させる狙いがあるとみられます。また、ロシア疑惑で偽証罪に問われて大統領が恩赦を与えたフリン元補佐官は戒厳令を出し、軍を動員して再選挙をするべきだと主張し、トランプ氏が興味を示したということです。しかし、こうした選挙結果を覆そうとする強硬策について、メドウズ首席補佐官ら多くの側近が反対し、会議では怒号が飛び交ったということです。

こちらも読まれています