米政府　ファイザー社からワクチン1億本の追加合意

　アメリカのトランプ政権は、新型コロナウイルスのワクチンをファイザー社から追加で1億本、調達すると発表しました。

　11日にFDA（食品医薬品局）が緊急使用の認可を出したファイザー社などのワクチンについて、アメリカ政府はすでに合意している1億本に加えて、さらに1億本を調達すると発表しました。ファイザー社は、追加の1億本のうち少なくとも7000万本を来年6月30日までに、残りを7月31日までに供給するということです。合わせて2億本のワクチン調達で、40億ドル、日本円で約4100億円が支払われます。トランプ政権は夏にファイザー社からの供給の申し出を一部拒否していたと報じられました。当時はワクチンの臨床試験の結果が見通せず調達の量を制限したため、追加の調達を急いでいたとみられます。