シンガポールと香港で変異種感染者確認 英から帰国[2020/12/24 14:05]

 シンガポールと香港で、新型コロナウイルスの変異種の感染者が初めて確認されました。それぞれイギリスから戻った学生だということです。

 シンガポールの保健省は、新型コロナウイルスの変異種の感染者を初めて確認したと発表しました。今月上旬に留学先のイギリスから帰国したシンガポール人の17歳の女子学生で、入国後、2週間の隔離期間中に陽性となり、調査の結果、変異種だったことが分かりました。また、ヨーロッパから入国した別の11人も変異種に感染している疑いがあり、詳しく調べています。シンガポール保健省は、「隔離措置などの対策により、変異種が国内で感染拡大している状況ではない」と話しています。また、香港でも衛生当局が23日、「変異種」と遺伝子配列が同じウイルスがイギリスから戻った学生2人から見つかったと発表しました。現地メディアによりますと、2人は14歳と17歳の男子学生で、14歳の学生は7日にイギリスから香港に戻り、現在も入院しています。17歳の学生は13日にロンドンから香港に戻り、すでに退院したということです。

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