「混乱招いた」検察トップ処分停止で文大統領が謝罪[2020/12/25 16:20]

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は検察トップへの懲戒処分を裁判所が覆したことについて、「国民の混乱を招いた」と謝罪しました。

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)検事総長に対しては文大統領の承認のもと停職2カ月の懲戒処分が決まったものの、韓国の裁判所が24日に処分の効力を停止する決定を下し、尹総長は職務に復帰しています。これに対し、文大統領は「裁判所の決定を尊重する」としたうえで「国民の混乱を招き、人事権者として謝罪する」と述べたことを韓国大統領府が明らかにしました。一方で、検察に対しては「公正な権力行使について省みるきっかけになれば」と釘を刺し、自身が掲げる検察改革をあくまで推し進めるとの意志を強調しました。

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