ロシア厳冬の北極海で漁船沈没 乗組員17人行方不明[2020/12/29 12:12]

 厳しい冬を迎えているロシア北部の北極海で漁船が転覆し、乗組員17人が行方不明になっています。

 ロシア・ムルマンスク沖合の北極海で28日、19人が乗ったトロール漁船が転覆して沈没しました。直後に2人は救助されましたが、残る17人の行方が分かっていません。捜索が続けられていますが、現場海域の気温はマイナス20度を下回っているため、タス通信は行方不明者の生存について絶望的だと報じています。事故当時、漁船は網を引きあげる作業をしていて、船体のバランスが崩れて転覆したとみられています。この事故について、ロシアのプーチン大統領は「犠牲者の遺族にお悔やみを伝え、生存者を支援する」というコメントを発表しました。

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