前国連事務総長が韓国批判「北朝鮮の要求に屈した」[2020/12/31 15:57]

 韓国の国会で北朝鮮への反体制ビラ散布を禁じる法改正が行われたことを巡り、前国連事務総長の潘基文(パン・ギムン)氏は「北朝鮮の要求に屈した」と痛烈に批判しました。

 文(ムン)政権は今月、北朝鮮との境界線付近でのビラ散布などを禁じ、違反者には3年以下の懲役などを科す南北関係発展法の法改正をしました。この件を巡り、潘氏は「北朝鮮に屈した反人権法だと国際社会から非難されている」と指摘し、法の問題点を正すべきだという認識を示しました。また、潘氏は「人権は人類普遍の価値」だとして「韓国が人権問題で国内外から批判を浴びる現状に惨憺(さんたん)たる思いだ」と文在寅(ムン・ジェイン)政権を痛烈に批判しました。

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