英の免疫学者 変異による感染拡大で死者数増の懸念[2021/01/04 07:07]

 各国で確認が相次ぐ変異した新型コロナウイルスについて、イギリスで免疫学を研究する専門家がANNの取材に応じ、「感染力が強ければ数に比例して重症者や死者もさらに増える」と警告しました。

 インペリアル・カレッジ・ロンドン、小野昌弘准教授:「絶対的な感染者数が増えてしまうと、(ウイルスの)重症化する率というのが変わらないのだとしたら重症者、死亡者の絶対数がずっと増えてしまう」
 インペリアル・カレッジ・ロンドンで免疫学を研究する小野准教授は感染力が強いとされる変異したウイルスについて、これまでと同じレベルの生活制限では感染者数は増え続けるためより厳しい制限が必要だという認識を示しました。一日あたりのイギリスの感染者数は6日連続で5万人を超え、高止まりの状況です。一方で、小野准教授は7月に予定されている東京オリンピックの開催にあたっても、大勢の人が国をまたいで移動をすることのリスク評価をすべきだと強調しました。
 インペリアル・カレッジ・ロンドン、小野昌弘准教授:「圧倒的に大きな感染者数がありつつ、比較的少ない調査しかできていない国から大量に人が入ってきた時に、日本が頑張って国内状況を制御してることを上回る状況が出てくる可能性を考えなければいけないのかなと個人的には思っていますね」
 そのうえで、世界各地でウイルスがさらに変異していた場合、日本を経由して広げるきっかけになりかねないと指摘しました。

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