トランプ大統領 激戦州の高官に直接圧力[2021/01/04 07:13]

 トランプ大統領が大統領選挙で敗れた激戦州、ジョージア州の高官に選挙結果を覆すための手だてを打つよう自ら圧力を掛けたことが分かりました。

 アメリカの「ワシントン・ポスト」はトランプ大統領が2日にジョージア州の州務長官と1時間ほど電話で話したと報じ、その録音の一部を公開しました。録音のなかでは選挙の正当性を主張する州務長官に対し、トランプ氏が「犯罪だ」と脅したほか、逆転に必要な票数を積み上げるよう圧力を掛けています。トランプ氏自身もツイッターで州務長官と話したことを認め、「彼は選挙不正に関わる質問に答えようとしなかった、もしくはできなかったのだ」と不満を示しました。選挙の結果を巡り、大統領が州の高官に直接圧力を掛けた異例の事態は波紋を呼んでいます。民主党の上院トップのシューマー院内総務は選挙の不正を主張する共和党議員に対して「不正を調べたいのなら、まずはこの件からだ」と批判しています。

こちらも読まれています