中東のサウジアラビアなど4カ国は断交していたカタールと国交を回復することで合意しました。イラン封じ込めのためにアメリカのトランプ政権が進めてきた仲介が功を奏した形です。
サウジアラビアで5日に開かれたGCC(湾岸協力会議)の首脳会議で、サウジアラビアやアラブ首長国連邦など4カ国と断交していたカタールを含む各国首脳は関係改善に向けた宣言に署名しました。
サウジのファイサル外相は記者会見で、4カ国がカタールとの外交関係を「完全に正常化することで合意した」と述べています。
サウジアラビアなどは2017年、敵対するイランにカタールが接近していたことなどを理由に断交を通告し、陸海空の交通を遮断していました。
和解に向けてはアメリカのトランプ政権も仲介にあたっていて、サウジアラビアとしてもカタールとの関係を修復することで「イラン包囲網」を改めて強化したい考えです。
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