米が情報流出懸念でアリペイ禁止 中国は対抗措置[2021/01/06 21:34]

 アメリカのトランプ大統領が中国の8つのアプリに関わる取引を禁止する大統領令に署名したことに対し、中国は報復措置を取る考えを示しました。

 トランプ大統領は「中国政府がアメリカ国民の情報にアクセスする恐れがある」として、中国のネット通販最大手「アリババ・グループ」傘下の企業が運営するオンライン決済サービス「アリペイ」や「WeChatペイ」など8つのアプリに関わる取引を禁止する大統領令に5日、署名しました。

 これに対して中国外務省は6日、「覇権主義的ないじめだ」と述べたうえで、「アメリカの消費者の利益を損なうものだ」と反発しました。

 さらに「必要な措置を講じて中国企業の正当な利益を守る」と述べ、対抗措置を取る考えを示しました。

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