中国の製薬会社「シノバック」が開発を進める新型コロナウイルスのワクチンについて、ブラジルで78%の有効性が確認されました。当局が緊急承認するか判断するということです。
7日、ブラジルのサンパウロ州政府は中国のシノバック製のワクチンについて、治験の結果、78%の予防効果が得られたことを明らかにしました。
シノバックは先月、トルコの臨床試験で91%の有効性が確認されたと発表していて、結果に差が出たことになります。
ブラジル国内の治験では1万2000人以上がワクチンを接種しましたが、深刻な症状が出た参加者はおらず、当局が緊急承認するか検討するということです。
ブラジルの感染者は約787万人と787万人と世界で3番目に多く、ワクチンの緊急使用が許可されれば、医療従事者や先住民族などを優先して接種を進める方針です。
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