仏でワクチン運搬用の「運べる冷蔵庫」工場公開[2021/01/09 11:20]
新型コロナウイルスのワクチン接種の遅れが指摘されるフランスで、不足している運搬用の特殊容器の製造が急ピッチで進んでいます。
EU(ヨーロッパ連合)各国では先月末、一斉にファイザー製のワクチンの接種が始まりました。
しかし、フランスでは他の国に比べて接種が遅れていて、ワクチンを超低温の冷蔵庫から実際の接種場所へと運ぶための容器が用意できていなかったことがその一因とされています。
ギヨーム・ドゥウルフ氏:「配送の各段階で徐々に温度を上げていかなくてはなりません。ファイザー製のワクチンはこういった保管が損なわれると傷んで無駄になってしまうリスクがあります」
接種直前にはワクチンを5度ほどにする必要があるといい、この容器では2日間その温度を保てるということです。