「医療崩壊しつつある」 英で働く日本人看護師[2021/01/11 11:34]

 変異した新型コロナウイルスの感染拡大が続くロンドンの病院で働く日本人看護師が、医療が崩壊しつつある現場の状況を明かしました。

 看護師・萩原芽衣さん:「実際に患者さんに影響が出ている時点で、医療崩壊に足を踏み入れているのかなという実感はあります」

 萩原さんが働くロンドンの病院では、新型コロナウイルスの入院患者がクリスマス前と比べて約3倍に増えました。

 緊急性の高い手術以外は延期するなど他の病気の治療にも影響が出ています。

 看護師・萩原芽衣さん:「スタッフが少ないなかで、(患者の)受け持ちも増えている状態。手が回らない日も時々あります」

 ロンドンを含むイングランド地方では3度目の都市封鎖に入っていますが、感染者は減っておらず、来週にはベッドが4000床以上不足するという予測も伝えられています。

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