米、キューバを再びテロ支援国家指定 中国が批判[2021/01/12 20:09]

 アメリカがキューバをテロ支援国家に再び指定すると発表したことについて、中国は「テロを口実にした制裁に反対する」と批判しました。

 中国外務省は12日の会見で、アメリカの決定について「テロを口実にキューバに対して政治的な攻撃をし経済の制裁を科すことに断固反対する」と批判しました。

 そのうえで「アメリカは平等と相互尊重に基づき、キューバとの正常な関係を発展させるべきだ」と主張しました。

 アメリカとの対立を深める中国は去年、国交樹立60年を迎え、中南米の反米諸国に影響力を持つキューバとの関係を重視しています。

 アメリカは11日、キューバについてテロリストをかくまったなどとして、2015年に解除していたテロ支援国家に再び指定すると発表しました。

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