インドネシア旅客機墜落 レコーダー回収、解析へ[2021/01/12 21:28]

 インドネシア当局は9日に墜落した旅客機のフライトデータレコーダーを海中から回収したと発表しました。

 9日午後、乗客乗員62人を乗せてジャカルタを出発したスリウィジャヤ航空の国内線旅客機が墜落しました。

 ジャカルタ沖の海上では遺体の一部や機体の破片が見つかっていて、当局は12日、この周辺の海中で墜落前の飛行状況などが記録されたフライトデータレコーダーを回収したと明らかにしました。

 墜落した旅客機は離陸の4分後に通信が途切れ、その後、機体が急降下したことがレーダーで確認されています。

 また、インドネシア国家運輸安全委員会は回収された機体の破片の状況から、空中ではなく、墜落による水面への衝撃で機体が大破した可能性が高いとみています。

 当局は、回収したレコーダーの記録を解析し、墜落の詳しい状況や原因を調べる方針です。

 現在も捜索活動は続いていて、発見された遺体から、これまでに4人の身元が確認されています。

こちらも読まれています