WHOチームが武漢到着 2週間の隔離後、経緯調査へ[2021/01/14 12:38]

 新型コロナウイルスの発生源などを調べるために日本の専門家を含めたWHO(世界保健機関)の調査チームが、中国・武漢に到着しました。感染拡大から1年以上が経って、ようやく初めて本格的な調査が始まります。

 WHOの調査チームは、日本時間の14日正午すぎ、シンガポールから中国・武漢の空港に到着しました。

 前田健国立感染症研究所部長などの一行は、臨時に設けられた渡航者専用の通路を通って空港内でPCR検査と抗体検査を受けました。

 調査の期間は、武漢市内のホテルでの2週間の隔離を含めて約1カ月で、ウイルスの起源や武漢の市場で初めて感染が確認されるまでの経緯などを調査します。

 中国は、これまで新型コロナウイルスの発生源とされることを強く警戒し、WHOの現地調査に慎重な姿勢を示していました。

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