ロシア選手団 東京五輪で「カチューシャ」斉唱検討[2021/01/15 00:23]

 ドーピング問題を巡る処分により、東京オリンピックで国歌の使用が禁止されるロシアの選手団は代わりに国民的な愛唱歌「カチューシャ」の斉唱を検討していることを明らかにしました。

 タス通信によりますと、ロシアのオリンピック委員会は14日、「ロシアの愛国歌であり世界中の人が知っている」として、東京大会で国歌の代わりに「カチューシャ」の斉唱を検討していると発表しました。

 今後、理事会で正式決定に向けた議論を行う方針です。

 「カチューシャ」は出征した恋人への想いを歌った第2次大戦中の旧ソビエトの流行歌で、日本でも戦後、親しまれました。

 ロシア選手の東京オリンピックへの出場を巡っては世界反ドーピング機構が国ぐるみの不正があったと断定し、ロシア国歌や国旗の使用を禁止する処分を下しています。

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