大統領のアカウント停止は「正しい判断」ツイッター[2021/01/15 07:25]

 ツイッター社がトランプ大統領のアカウントを停止したことについて、ツイッター社のドーシーCEO(最高経営責任者)は「誇りには感じていない」として表現の自由に対する仕方のない措置だったと語りました。

 トランプ大統領の支持者が連邦議事堂に乱入した事件を受け、ツイッター社は8日にさらなる暴力をあおる危険があるとしてトランプ大統領のアカウントを永久に停止する措置に出ました。

 これに対して保守派だけでなく、ドイツのメルケル首相からも「問題がある」として、表現の自由を民間企業が制約してよいのかといった議論が起きています。

 ドーシーCEOは13日、「アカウントの停止を祝ってもいないし、誇りに思ってもいない」とツイートして、表現の自由を認識しながらも、社会に対する脅威への仕方のない措置であったと強調しました。

 そのうえで、「正しい判断だったと思う」としています。

 一方で「突き詰めると健全な議論を促せなかった我々の問題だと感じる」と述べ、巨大な意見の表明の場となったプラットフォームの運営会社としての苦悩もにじませました。

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