2020年は史上2番目の暑さ コロナ感染拡大も影響か[2021/01/15 08:57]

 去年の世界の平均気温は観測史上最も高かった2016年に匹敵する暑さになりました。新型コロナウイルスの感染拡大も影響しているとみられています。

 アメリカ海洋大気局は14日、去年1年間の世界の平均気温が約14.9度となり、記録を取り始めた1880年以降、史上2番目に高かったと発表しました。

 海水温が上昇するエルニーニョ現象が起きた2016年に匹敵する暑さとなり、過去最多となる103のハリケーンが発生したほか、北半球で観測された積雪量も記録的な少なさだったということです。

 NASA(米航空宇宙局)によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大で人の移動が減って大気汚染が改善した一方で、空気中の粒子が減って太陽光が地表に届きやすかったことも気温の上昇に影響したとみられています。

 また、地球全体で二酸化炭素の濃度が高まっていて、温暖化の傾向が続いているということです。

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