PCR検査の検体を自動採取するロボット登場 中国[2021/01/15 23:34]

 中国で新型コロナウイルスのPCR検査を担当する医療従事者の感染を防ぐため、検体を自動で採取するロボットが登場しました。

 中国東北部の遼寧省瀋陽のPCR検査施設では順番を待つ人々の先に1台のロボットが設置してあります。

 このロボットについて国営の新華社通信は、医療従事者が画面上で検査範囲を指定すれば喉の奥から検体を採取して試験管に封をするまでの作業を自動で行うと紹介しています。

 中国では唾液よりも精度が高いとされる鼻と喉の奥から検体を採取するのが一般的ですが、検査の際に飛沫(ひまつ)が飛び散る危険性が指摘されてきました。

 地元当局は今後、このロボットを病院や空港にも設置して医療従事者の感染リスクを減らしたい考えです。

 一方、SNSでは「ロボットの力加減は適切なのか」「喉を傷付ける可能性はないのか」といった不安の声も出ています。

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