ファイザー製ワクチン EUで出荷に一時的遅れ[2021/01/16 03:51]
製薬大手「ファイザー」製の新型コロナウイルスのワクチンの出荷がヨーロッパで遅れることになり、接種計画への影響を懸念する声が上がっています。
AP通信などによりますと、ファイザーはワクチンの生産体制増強に向けたベルギーの工場の設備更新により、ヨーロッパで一時的に出荷が遅れることを明らかにしました。1月下旬から2月上旬まで影響するとしています。
ドイツが懸念を示したほか、デンマークやフィンランドなど6カ国は、遅れは容認できずワクチン接種プロセスへの信頼を傷付けると非難しました。
ヨーロッパでは接種の遅れが問題となっている国もあり、接種計画への影響が懸念されています。
一方、フォンデアライエンEU(ヨーロッパ連合)委員長は、ファイザー側から1月から3月に配送予定だった量はすべて3月までに配送されると説明があったと話しました。