バイデン次期大統領 ワクチン接種の対象拡大を強調[2021/01/16 09:41]

 アメリカのバイデン次期大統領は新型コロナウイルスのワクチン接種を促進するため、優先的に接種する対象を学校の教師や食料品店の従業員などに広げる考えを示しました。

 バイデン次期大統領:「計画は大胆かつ明快だ。無料でより多くの人に接種してもらう、接種会場を増やし、より多くの医療チームを動員する」

 バイデン氏は15日に発表した政策案で、優先的に接種を受ける対象を65歳以上のすべての人や学校の教師や警察、消防、食料品店の従業員などに広げることを各州に求める考えを示しました。

 また、ワクチン接種の会場まで行くことが難しい住民を想定して、移動式の診療所を用意することも盛り込まれました。

 さらに、1950年に朝鮮戦争をきっかけに成立した「国防生産法」を発動し、注射器などワクチン接種に必要な器具の製造を増やす考えも強調しました。

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