インドでワクチン接種開始 7月までに3億人目指す[2021/01/17 00:12]

 新型コロナウイルスの感染者数がアメリカに次いで世界で2番目に多いインドで、ワクチンの接種が始まりました。

 インド政府は16日、国内の3000カ所で医療従事者などを優先して2種類のワクチンの接種を始めました。

 インドでは3日、イギリスのオックスフォード大学と製薬大手「アストラゼネカ」が共同開発したワクチンと、インドのワクチン製造会社「バラート・バイオテック」が開発した国産ワクチンの緊急使用の承認が発表されました。

 地元メディアによりますと、臨床試験を終える前に承認された国産ワクチンについて疑問や不安の声も上がっていますが、モディ首相は16日に「誤った情報やうわさに流されないように」と述べ、安全性と有効性に基づく承認だと強調しました。

 インド政府は、13億5000万人を超える人口のうち、7月までに国内3億人へのワクチンの接種を目指しているということです。

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