隔離中の記者の実体験 一歩も出られず誰とも会わず[2021/01/21 20:12]

 海外からの渡航者に対する措置として中国は入国した人を隔離措置していますが、まさにその隔離生活をしているのがテレビ朝日中国総局の千々岩森生記者です。中国・大連から報告です。

 (千々岩森生記者報告)
 (Q.何日目になるのか?そして、今の状況は?)
 21日で17日目になり、この部屋から一歩も出ることができません。

 毎朝、起きたら起きたら必ず体温チェックをし、朝晩一日2回、絶対に報告しなければいけません。

 食事は全部お弁当です。いわゆる中華弁当で、肉と野菜の炒め、豆腐の油炒め、そして魚のフライ。日本の感覚からすると油物が多いです。

 どうやって運ばれてくるかというと、全身防護服の人が運んできて扉の外にある小さい机に置きます。それを受け取って食べるということになります。

 ここに来てビックリしたのが大量の水と大量のトイレットペーパーです。とにかく誰も入ってこないので、掃除やタオル交換やシーツ交換もありません。とにかく、この部屋をこれで暮らすということです。

 本当は2週間で終わるはずだったのですが、突然3週間と言い渡され、さらに7日間増えました。

 (Q.基本的には2週間でOKなはずだが、なぜ隔離措置が延びたのか?)
 中国で感染が広がっているので、警戒レベルが上がっているということになります。

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