中国「署名する意思ない」 核兵器禁止条約が発効[2021/01/22 20:20]

 「核兵器禁止条約」が発効したことについて、中国政府は「条約を認めず署名する意思もない」との立場を示しました。

 核兵器禁止条約は核兵器を非人道的な兵器として開発や保有、使用などを禁じています。

 条約の発効について、中国外務省の華春瑩報道局長は「核軍縮は安全保障の現実から乖離(かいり)してはならず、各国の安全が損なわれてはならない」との考えを強調しました。

 そのうえで、核兵器禁止条約について「中国はこの条約を認めず署名する意思もない」と明言しました。

 中国の保有する核弾頭数はロシア、アメリカに次ぐ世界3番目とされ、米ロが締結していたINF(中距離核戦力)全廃条約への参加も拒否してきました。

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