中国政府「武力放棄は約束しない」 台湾をけん制[2021/01/28 02:00]

 中国政府で台湾を担当する国務院台湾事務所は「武力行使の放棄は約束しない」と述べ、独立を目指す動きを強く牽制(けんせい)しました。

 台湾事務所は会見で中国軍が台湾周辺で軍事演習を活発化させていることについて「我々は武力行使の放棄は約束しない。あらゆる選択肢を残している」と述べ、台湾独立の動きを力で抑え込む姿勢を強調しました。

 さらに、偶発的な衝突を懸念する見方については「独立勢力による挑発の度合いで決まる」と牽制しました。

 習近平政権は台湾への軍事的圧力を強める一方、蔡英文総統からの対話の呼び掛けには応じようとしていません。

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