国際

2021年1月30日 10:20

製薬「J&J」ワクチンの有効性66% 緊急承認申請へ

2021年1月30日 10:20

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 アメリカの製薬大手「ジョンソン・エンド・ジョンソン」は、開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて66%の有効性が確認されたと発表しました。

 ジョンソン・エンド・ジョンソンが29日に明らかにした最終段階の治験には約4万4000人が参加し、中程度から重症のケースの有効性は66%だったということです。

 アメリカでは72%でしたが、南アフリカでの有効性は57%にとどまり、国や地域によって予防効果に差が出ました。

 このワクチンは接種が1回のみで、冷凍保存の必要もなく、普及が加速することが期待されています。

 来月初旬にもアメリカのFDA(食品医薬品局)に緊急承認の許可を申請する見通しです。

 ただ、すでに実用化されているファイザーとモデルナのワクチンは、治験の段階で90%以上の有効性が確認されていて、相対的には低い数字となっています。

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